岡山の幼児・小学生知育教室『七ツ星学院』です。
学院では、子ども茶道教室も開催しております。
さて、今日は利休道歌(利休百首)の四番目です。
「はぢをすて人に物とひ習ふべし 是ぞ上手の基なりける」
人に聞くことを「恥ずかしい」と思う気持ちを捨てて、聞いてごらんなさい。それこそが(茶道に限らずなにごとも)上手になる道なのですよ。ということでしょうか。
「簡単に人に聞く前に、まず自分で調べてから聞こう」という向きもありますが、その気持ちが大きくなりすぎると、逆に「人に聞くのが恥ずかしい、恥だ」となってしまうのでしょう。ある程度考えたり調べたりした後は、あっさりとそのことに詳しい人に聞いてみてしまうのが上手への早道なのですね。
学院では、もちろんまだ幼児・小学生ですので「聞くことを恥ずかしい」と思うような子は少ないのですが、やはりいます。かたくなに自分のやり方を曲げようとせずにいつまでも上手にならなかったり、わからないまま放置してしまったり、と「素直に人に聞かない」ことへの弊害があるように思います。また転じて「人の話を素直に聞けない」ことにもつながるようですので、利休さまはそのことをも戒めているのかもしれませんね。
これから大人になっていくにつれ、また年齢が上がれば上がるほど「聞くことが恥ずかしい」「人の話を聞かない」となってしまい、独りよがりに陥ったり、上達がとても遅くなってしまわないように、お子様方にはいつまででも「恥ずかしがらずに、人に聞く」という事を覚えていてほしいものです。
このように学院ではただ茶道や知育のお勉強をするだけではなく、利休道歌(利休百首)などの古典を通して、「いかに生きるべきか」という人生の問いをし続けています。もちろん、論語や百人一首もしておりますので、様々な角度から人生について考えることができます。茶道や知育は「奥が深い」なあ、といつも思うゆえんです。
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